蜂の失踪

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もし全ての昆虫がこの地上から消え去ったなら、50年以内に全ての地球の生命は滅びるだろう。もし人類がこの地上から消え去ったなら、50年以内にあらゆる生命は繁栄を謳歌するだろう。

Dr.Jonas Salk

上記の言葉は、アメリカの医学者であり、ポリオワクチンの開発者のジョナス・ソークの言葉である。彼は分子生物学と遺伝学で世界的に有名なソーク研究所の創始者。

ミツバチが原因不明で大量に失踪する現象がヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本、インド、ブラジルなどで観察されている。蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、英語: Colony Collapse Disorder, CCD)と呼ばれている。日本では「いないいない病」(「イタイイタイ病」と「いないいないばあ」がかけられた造語)という別名で紹介される場合もある。

2006年秋から現在にかけてセイヨウミツバチが一夜にして大量に失踪する現象が米国各地で発生、その数は米国で飼われているミツバチの約4分の1になった。ヨーロッパの養蜂家においても、スイス、ドイツでは小規模な報告ではあるが、他にもベルギー、フランス、オランダ、ポーランド、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインにおいて同様の現象に遭遇している。また、CCDの可能性のある現象は台湾でも2007年4月に報告されている。

1971年から2006年にかけ、米国における野生種のミツバチ数が激減(今ではほとんど存在しない)し、養蜂家の保有しているミツバチのコロニーがいささかゆるやかに、しかし顕著に減少した。

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